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楽譜は、五線紙に手書きするときとコンピュータを使って書くときがあります。
コンピュータで書くときは専用のソフトを使うのですが、これをミュージック・ノーテーション・ソフトウェアと総称します。いろいろな種類があるのですが、私は20年近く前から Lilypond を使っています。
大学時代に LaTeX を使って論文を書いた経験のある方もいらっしゃるかもしれませんが、Lilypond は、LaTeX のように、楽譜をテキストエディタを使って書いて、それをコンパイルすることでpdfなどの画像として出力するという特徴があります。
楽譜のことをなんとなく画像のように2次元の広がりだと認識している方も少なくないと思います。これは、プロのミュージシャンにもあてはまるかもしれません。ところが、私は、文章のように基本的には1次元なものだと考えています。
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「うまくなりたい」と、ほとんどのベーシストは思っていることでしょう。私もその1人です。
では、「うまい」とはどういうことか、どのような技術が必要なのか、ということについて今回は考えてみたいと思います。
さて、ジャズ・ベーシストのなかには、なんとなくクラシック音楽のコントラバス奏者に対して負い目を感じている方がいらっしゃるのではないでしょうか。それが、「ジャズ・ベーシストは、(クラシックのように)うまい必要はない」だとか、「ジャズはテクニックじゃない。魂だ」とか、口にして公言しないまでも、なんとなくそのように考えている方がいらっしゃるように感じます。
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ジャズのいわゆる「ウッドベース」は、クラシックや吹奏楽などで使われる「コントラバス」は同じかという質問をたまに受けます。
もちろん同じ楽器です。そもそも「ウッドベース」とは和製英語なので外国では通じません。「『ウッドベースって?』:この楽器の名前」で書いた通り、ヨーロッパの諸言語ではジャンル問わず「コントラバス」あるいはそれに似た名前で呼ばれます。また英語では、double bassといいます。
では、いわゆるクラシック・ギターとロックで使われるエレクトリック・ギターの構造が異なるように、ジャズで使われるコントラバスとクラシック音楽で使われるベースの構造が異なるかというと、そういうこともありません。
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よくジャズのコード理論が覚えられないという話をききます。
そもそも理論が何の役に立つのか実感できない方、イメージできない方もいらっしゃるでしょう。
「理論なんて必要ない。要は感性だ!」という意見も耳にします。もちろん、感性だけで素晴らしい演奏をする方もいます。実際のところ、音楽は演奏が始まれば止まってくれないので、ステージの上で理論から発想していてもとても間に合わないので、この意見は正しいといえます。理論はむしろ、練習で発想を広げるために役に立つことがあるともいえるのかもしれまえん。
皆さん、ジャズ理論はどのように学べばよいかご存知ですか。マーク・レヴィンの「ジャズ・セオリー」のような書籍を買って読んだり、最近は解説しているサイトやブログをチェックしたり、あるいはYouTubeなどの動画を視聴したりして理解を深める方もいらっしゃるでしょう。

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ジャズ・クラブなどで自己紹介をするとき「ベースの吉岡直樹です」ということが多いですが、今回はこれは本当に楽器名なのか? っていうお話です。
「ベースの吉岡直樹です」の「ベース」とは、もちろん略語です。この棺桶のような巨大な楽器のことを、英語では double bass 、またヨーロッパの諸言語ではコントラバスやそれに似た名前で呼ぶことが多いようです。
英語の bass の読み方には、「ベイス(ベース)」と「バス」の2種類がありますが、後者はブラックバスのような魚をさすとき(ビールの銘柄も?)くらいで、音楽関係の bass は例外なく「ベイス」のように発音します。contrabass という単語も外来語として英語圏の人が使うことがありますが、英語としての発音は「コントラバス」ではなく「コントラベイス」に近いです。