演奏はコントラバス(ダブル・ベース)専業で、ベース・ギター(エレクトリック・ベース)は演奏しません。
奏法
Hein Van de Geyn 氏の教則本にある奏法の記述を読んだとき、自分が書いたような錯覚を覚えました。力はまったく及びませんが、方向性としては彼の奏法に近いです。音楽性はまた別ですが。
右手
ジャズがメインなのでジャズのピッツィカートが専門です。
基本的にワンフィンガーでしたが、2012年にフォーム改良をしてワンフィンガーとトゥーフィンガーをスイッチするようにしました。
アルコ(ボーイング、弓奏)は、ジャーマン・ボウ(アンダーハンド)で、2002年ころより榊原利修氏に師事しています。
左手
オーソドックスな(と自分では考えています)奏法です。次のように要約できます。
- 拡張フィンガリングは使いません。
- 親指ポジションでは第1〜3指を半音に固定し、親指は第1指の全音下または半音下を機動的に行き来します。
「合理的で一貫性のある運指」を実戦すべく、すべてのスケール・スタディは「回文」のような自作エチュードとし、運指もまったく前後対象になるよう徹底しています。
機材
原則としてアコースティックに演奏することを好みますが、もちろん状況に応じてアンプも使います。
楽器
たいした楽器ではありませんが、ドイツの手工品で1970年代の作だと思います(詳しい方は、見ただけで誰の作品か分かるようです)。弓はドイツの職人による今世紀の手工品です。
弦はガット弦を使っています。オールド・スクールというレッテルを貼られることがあります。やむを得ないとはいえ、実際のところあまり快くは思っていません(苦笑)。
自作木製エンドピンを使っています。樹種は、ブラック・ウォルナットで演奏することが多いです。普段はゴムキャップを付けていますが、会場の許可があればエンドピンスパイクを取り付けたものを使います。
ピックアップとアンプ
最近これらにほとんど興味がありません。
ピックアップはMSPという国産のピエゾ・ピックアップを使っています。駒ではなくボディ(表板)の振動を直接拾うタイプなので、音はナチュラルでよいです。爆音で演奏する環境には向いていません。
アンプには特にこだわりはないので会場のものをお借りすることが多いですが、古いポリトーンを1台持っています。
この他、ダイナミック・マイクとコンデンサ・マイクをそれぞれ1本ずつ持っています。どちらも珍しいものでも高価なものでもありません。ライブ会場に持っていくことはほとんどありません。